2017年7月30日日曜日

リトル・アーモリー 1/12 MP7A2 作成

というわけで作成を開始したわけだが、こんな感じのパッケージ



15cm、10cm、2cm程度の小さな箱にランナーは3セットのみのシンプル構成
椎名 六花(しいな りっか)」という名前の美少女とともに描かれている。
ちなみに、MP7はサブマシンガンなので小さく、このキットで2丁出来上がるが、

ボディが
「ストック伸ばし」「ストック収納」の2パターン各1入り。
アイアンサイト
「収納」「展開」の2パターン各1入り。
「サプレッサー」、「フォアグリップ」、「レーザーサイト」、「ダットサイト」が各1入り。

という構成になっているので、同じ仕様にしたMP7を2丁作ることは出来ないが、マガジンが差した状態、外した状態が2個ずつ付属するので、フィギュアと合わせて、マガジン交換シーンなども再現できる。

・・・・
で、出来てしまった。。。。



久しぶりにプラモデルを作って楽しかったからか、写真を取るのを一切忘れ一気に作ってしまった。ごめんなさい。

キットはリアル志向で、細部モールドも良く出来ていた。
スライド金型が採用されているようで側面、例えば銃口や、スコープの凹みなどもリアルに再現されている。
上記のように2色色分けのプラパーツを使用しているので塗装しなくてもそれなりに見える。また、組間違いないような配慮もあり良くできたプラモデルであった。

個人的に不満を感じたのはパーツの合わせが結構きついこと。
もしかしたら、「最悪、接着剤なしのスナップキットとして作ってもらってもいい」という考えもあるのかもしれない。
このキットはフィギュアに持たせたりして遊ぶためのキットだからリアリティを多少犠牲にしてもサプレッサーを付けたり、サイトを取り替えたりして遊ぶことが可能なようになっているかもしれない。どのパーツも合わせがきつく出来ている。

遊ぶ前提の人はそれでいいのかもしれないが、プラモデルとして仕上げる人は、仮組みを完全に行ってその後接着。という作業をする。そうなると組み合わせがきつすぎるのはかえってネックになる。1丁めを作って「かなりきついな」と感じたので2丁めは結合される部分をかなりヤスリで削ってから仮組みした。

このキットは実銃と同様に銃本体に「ピクティニー・レイル」という各種ガジェットを取り付けるためのレールを取り付け、このレールの上にスコープやらフォアグリップやらを付ける様になっているのだが、このレールへの取り付けはかなりきつめで、ガジェット側のレールにはまる部分をかなりヤスリで削り落とした後に接着した。

細かい部品に対する作業だったので面倒だったが、「接着せずにガジェットを切り替えて遊ぶための仕様なのだな。」などと考えると、メーカーのユーザーに対する姿勢が伺えて楽しかった。



オフィシャルサイトの組み立て案内には「流し込みタイプの接着剤が便利です」なんて書いてあったが、そんなものは持っていないので普通の接着剤で接着。別に接着剤なんてなんでもくっつきます。しかし、、、、

かみ合わせがきつい関係でグリップ部分周辺に大きな合わせ目の隙間が出来てしまったので、パテで埋めた。
手軽なラッカー系のパテでも良いのだが、今回はエポキシパテを使った。
普通はこういう少量の補修は手軽なので(タミヤパテのような)ラッカー系パテを使うことが多い。しかし、エポキシパテを使ったのには理由がある。
久々の作業だったので、タミヤパテがコチンコチンに固まって使えなかったからだ(泣)。
ラッカー系のパテは有機溶剤で硬さを調整されているが、この有機溶剤は揮発性がたかいのでちゃんと保管しないと固まっちゃうんだよね。
エポパテは少量使うにもA・B剤を混ぜないといけないので、どうしても無駄になるし面倒なので普通は選ばないのだが、使ってみて幾つかの発見もした。

まず、エポパテは、高揮発性の有機溶剤が入っていないので、それなりに保存がきく。
そして、ラッカーパテはこの有機溶剤の揮発によって固まる。「揮発する成分がある。」これが乾燥後の「肉やせ」(パテが固まる際に若干縮小する現象。製作時のイメージと完成時が違ったものになる。)という現象につながる。
しかし、エポパテにはそういう現象は起こらない。
また、今回最も伝えたいのは、「ラッカーパテの有機溶剤はプラスチックも溶かしてしまう。」ということだ。
ラッカーパテに使われている有機溶剤はプラモデルの接着剤に近い成分なので、プラモデル自体を溶かして、揮発すると固まる。
そのため、プラスチックへの食いつきはすごく良いのだが、間違った場所につけたりすると、プラモデル自体のモールドを破壊してしまう可能性がある。

私も、今回の作業、久しぶりなので、ラッカーパテを使っていたらはみ出しパテで、グリップ付近の細かいモールドを破壊していたかもしれない。

このように考えると、多少の無駄と、面倒が会ってもこういう小さいプラモデルや、小さいパーツの補修にはエポキシパテの方が向いているかもしれない。
溶剤でプラ自体が溶けていないので、硬化後にナイフで処理するのもエポキシパテのほうが楽な気がする。

軽い記事のつもりが、また長くなってしまった。ごめんなさい。

リトル・アーモリーのオフィシャルサイトはこちら

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